日本美術刀剣保存協会の全国大会と言う催しが有り行って来ました。
これは数年に一度行われる大規模な刀剣鑑賞会です。
私は参加するのは初めてです。
東京での開催で泊りに成りますし参加費もそれなりの料金で、尚且つ、この時期は研磨コンクールと言うものが有りまして、それの作業に大分時間を取られてしまうので果たして大会へ行けるのか、どうか決めるまでは大分悩みましたが、折角の機会ですので思い切って行ってみた次第です。
研磨コンクールの作業を終えてから出発と思って居たのですが、そう思った様に作業は進まず心残りでの出発に成りました^_^;
毎度お馴染の深夜バスで行きましたが、やはりバスはしんどいです。。しかも週末なので混んでましたし。
なにはともあれ、大会の会場の京王プラザホテルに着きました。
やはり一流所のホテルなので広くてちょっと迷ってしまいました。開場まで時間が有ったのでコーヒーでもと思ったのですが値段の高さにビビり結局外へでて、違う店に行きました^_^;
さて、大会の会場はホテルの大広間に長い机と照明を並べ、そこに数百振りの名刀(重要刀剣、特別重要刀剣、重要美術品が多数)が並ぶと言う壮大なものです。
入口には、お絞りとマスクが用意して有り細かな気配りに感心します。
すでに人が多く並んでいますので、一分間の時間制限付きでブザーが鳴りますので、それに従い見て行きます。たまにそれを分かって居ない人が居て、ちょっとイラつきましたが、大体他の人を見てれば分かりそうなものなのに、とは思いましたね。
それは兎も角、これだけの数では一振りづつ見て行くだけでも大変です。
なので一回目はとにかく見て目星を付けて、二回目人が空き始めた時、お気に入りだけを再度見ると言う感じで鑑賞しました。
古刀の素晴らしさは勿論ですが、新刀の良さにも改めて感心しました。
助広、照包のトウランが並んで置いて有ったのも興味深かったですし、新作のトウランも有り比べて見て見るのも面白かったです。
また、埋忠明寿の片切り刃の脇差しが有りましたが、明寿は初めて見ましたが作品の素晴らしさに、これまた感心しました。
別会場では、入札鑑定会も行われていて、私も一応は入札して見ましたが、成績は言うまでも有りません。。少し難しく考え過ぎましたかね、実際参加者が多いので点数に差を付けねば成らないので問題も、普段の鑑定会に比べて高いレベルです。
しかし、この出題でも80点以上の点を取る人が居るのですから、世の中には刀を良く見れる人が居るものです。
その後、懇親会が有り、その後二次会にも行きましたが、普段名前は存じて居ても面識の無かった方ともお話で来て良かったです。
その日は京王プラザで宿泊、とはとても予算の関係上出来ないので、新宿のビジネスホテルに泊まり次の日は刀剣博物館に見学に行き、その後、大刀剣市に行きました。
博物館の展示は国宝、重要文化財の刀剣の展示と、鉄鍔の特集展示が有り、鉄鍔の名品をこれだけ見れるのは貴重な事です。
大刀剣市は、毎年行なわれている刀剣商の方が一堂に会しての販売会です。これも行ったのは初めてです。
前日までの雨も止みましたので、人出も多く買う気も無く、お店の人から見ても、どう見ても買いそうで無い冷やかしの私は、ブラブラ見て廻るだけでしたが、刀の愛好者は沢山居るのだな、と変な所で、またまた感心しました。
皆様も機会が有りましたご参加されては如何でしょうか。