2015年11月25日

研磨コンクールの授賞式に行く。

 11月24日に研磨コンクールの授賞式が有り上京しました。
 本年のコンクールの結果は、鎬造りの部が努力賞に成りました。平造りの部は入選でした。
 出来れば両部門の入賞を目指していましたが叶わず残念でしたが、来年また更に上の賞、両部門で入賞出来る様に頑張りたいと思います。
 
 私は、22日から用事が有りましたので折角なので東京へ前乗りしました。
 22日には、刀剣博物館で重要刀剣指定展の説明会や大刀剣市も有り、そちらにも行きました。
 23日は、特に予定も無かったのですが折角なのであちらこちらと歩き廻ってきました。
 世田谷の静嘉堂文庫、靖国神社、そこからお城の石垣や門を見ながら皇居を半周して、東京駅の丸善書店に行きました。
 24日は、刀剣博物館で研磨コンクールの勉強会と授賞式が有りました。私に取っては入賞作を手に取って鑑賞できる機会ですし、審査員の先生方の感想も御聞き出来るので出品する様に成ってからは毎年参加しています。その後は、銀座のライオンと言うビアホールで楽しい時間を過ごさせて頂きました。私は岐阜駅までは車で行っていましたのでノンアルコールでしたが

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  刀剣博物館の説明会は、協会理事でもある富山の澤田さんの主催でプロジェクターを使用しての説明が有り、その後博物館で重要刀剣展を見学しました。
 まだまだ、世の中には健全で素晴らしい刀が沢山あるのだな、と感心しました。
 大刀剣市は最終日と言う事で結構な人出で賑わっていました。私は買う気の無い完全な冷やかしですので申し訳無いぐらいのものですが、お知り合いの刀剣店に御挨拶したりしていました。
 お付き合いの無いお店ですが、S蹊堂の展示の中に研ぎ師の無形文化財だった小野光敬師の愛刀の短刀が有りましたので見ていたら、お店の方が好意で手に取って見せて下さり感激しました。過去の名人の研ぎを見る機会と言うのは意外に少なく、これは研ぎが名前を刀に残す訳では無いので人の手から人の手に渡ると誰が研いだか分からなく成ってしまうからです。この様にどなたが研磨されたか分かる刀を拝見するのは大変貴重な事です

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 次の日は、世田谷の静嘉堂文庫に行きました。ここはどの駅からも遠くて行き難い場所でバスは系統など良く分からないので結局タクシーで行きました。
 入り口から都内とは思えない森の中に入って行った所に静嘉堂文庫は有ります。
 三菱の岩崎家の蒐集した美術品を管理、公開している美術館です。
 昔の資産家は、資産を美術品などを蒐集したり文化事情で社会に還元したり国家に貢献しようとする気概が有り関心する所です。現在の金を貯め込むだけの成金資産家とは大いなる違いです。
 ここでは、念願の曜変天目の茶碗が見れて感激しました。曜変天目は天目茶碗の中でも最高の名品で世界に三つしか無いもので特に、ここのものは最高の作とされている様です。ケース越しですがかなり近づいて見れいますのでじっくり拝見しました。もっと傷が付いたりしているのかと思っていましたが全くその様な事も無く、黒から青に変化する中に星を散らした様な曜変が働き大変見事なものです。
 この茶碗は絶対再現不可能とされていましたが、近年岐阜県の陶芸家がかなり本歌に近いものを作り出す事に成功したそうで、そちらも機会が有れば見てみたいものです。
 刀も古刀の再現に成功する日が来ると良いですね。

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 靖国神社に行きました。この日は爆発事件が有りましたので中は騒然としているのかと思いましたが、参拝者も多く至って普通の光景でした。
 ただ、事件の有った場所は警察が警備して報道関係者が沢山いました。
 色々な意見が有るでしょうが、若くして戦場で亡く成った方を御祭して悼む事は当たり前の事と思います。なんら外国に遠慮する事など有りませんが、異常な国家主義者が騒がしくする様な場所でも有りません。
 静かに平和を祈る場所にしなければ成りません。

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 靖国神社には遊就館と言う博物館が有り、展示物がとても多く見て回るだけでも大変です。
 元帥刀の展示も有りました。細身の小烏丸造りの太刀にハバキ元に菊文が金象嵌されていて衛府太刀を模した豪華な拵えが付いています。
 戦前でも元帥に成った人の数は少ないので元帥刀も数は少なくとても貴重なものです。
 遊就館の最後の方の展示は、遺書、遺品が多く若い方が家族や両親を後にしての心境が痛いほどに伝わり展示を見るのも辛く成ります。。
 
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 靖国神社を出て皇居を半周して東京駅方面に向かいました。本当は東御苑に入りたかったのですが時間が遅く閉まってしまい残念でした。
 外側から石垣や門を見て廻りました。数ある城の中でも最大の城ですから外側から見るだけでも壮大は堀や石垣、門構えは見応えが有ります。二重橋まで行った所で日が暮れてしましました。

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 二十年ぐらい前上京して居た時、有楽町の国際フォーラムと言う所の建築現場の警備員をしていた事も有りましたが、その時は丸の内は背の低いビルばかりでしたが、ずいぶんと高いビルが増えてすっかり様変わりしました。

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 24日は研磨コンクールの授賞式に行きました。入賞作の見て自分なりに課題を見付けましたので今後に活かして、以前の優秀賞から更に上の入賞が出来る様にしたいと決意を新たにした次第です。
 
 入賞作品展は12月1日から20日まで刀剣博物館で行われますので、機会の有る方はぜひ見学して下さい。
 
 
posted by 楽屋 at 19:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本刀 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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