2019年03月24日

研磨した刀剣の紹介(義助 島田派)

 研磨を差せて頂いた御刀の紹介を致します。
 島田派の義助の短刀です。
 島田派は駿河国の刀工の集団で室町古刀期から新刀期に栄えました。
 義助はその代表工で同名数代居ます。
 
 この御刀は義助の二字銘が有ります。
 皆焼の激しい刃文で刃縁冴えて刃中働き多く、地鉄に地沸良く付き地景入り、義助の短刀の中でも優品と思います。
 
 研磨作業は、前の研磨は差し込み研ぎでしたが刃取り研磨を御希望されましたので刃取り研磨で仕上げました。
 切先部分の小錆を落とし全体に下地研ぎをして前の研磨を取り去りました。
 刃取り研磨の場合は、地鉄の働きも出す為に内曇刃砥、地砥共に良く掛けて働きを引き出します。
 
 皆焼の刃取りは刃文通りには出来ないので、飛び焼として処理する部分、刃取りして白く仕上げる部分など選択していかないと品良く成りませんので、研師のセンスが必要です。
 研磨前の差し込み研ぎも良い研ぎでしたが、刃取り研磨をして寄り地刃が引き立ったと思います。

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posted by 楽屋 at 21:55| Comment(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする