2018年12月09日

研磨した刀剣の紹介(会津兼定)

 研磨差せて頂いた御刀の紹介を致します。
 銘、陸奥会府臣古川兼定で安政二年の年紀が有ります。
 安政二年は10代兼定の活躍期間ですが、銘から見ると11代兼定の代銘かと思われます。
 11代兼定は天保8年(1837)生まれで安政2年(1855)は18歳ですが、当時の職方は早くから修業を始めて早熟ですから、これぐらいの年齢で充分代作は出来たのではと思います。
 
 会津兼定家は関4代目の兼定が会津に移住して始まります。11代続いて明治を迎えます。
 初代から4代目ぐらいまでは、まだまだ刀剣需要が多かった時期だと思いますが以外に作品は少ない様な気がします。
 これは、会津が芦名→伊達→蒲生→上杉→蒲生→加藤→保科家と変わり作刀に集中できなかったのと、禄高も最初高禄でしたが段々と減ってしまったのが影響しているのかと想像します。

 10代から需要が増して作刀が増え、11代は幕末に波乱の多い生涯を送りました。

 この御刀は、地鉄はやや肌立ち地沸付き、元の方にうねる様な地景が有り中程に幾筋か長い地景が入り変化が有ります。
 刃文は沸出来の互の目で足が入り、横手したに強く光る金筋が入り見事です。
 志津か直江志津の様な雰囲気の作刀ですが、足が刃先まで入る所に新々刀の特徴が有ります。

 研磨は、全体の刃斑と取り、物打ち辺にヒケ傷が多くここも刃斑に成っていたので備水砥からの作業に成りました。
 研磨前より肌立ちを押さえて働きも良く見える様に成りました。

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posted by 楽屋 at 20:04| Comment(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月31日

良いお年を。

 皆様、良いお年をお迎えください。
posted by 楽屋 at 20:53| Comment(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする