2018年06月03日

研磨した刀剣の紹介(尾崎助隆)

 研磨作業を差せて頂いた御刀の紹介を致します。
 尾崎助隆の脇差で享和二年の作です。
 
 尾崎助隆は新新刀初期、大阪の刀工で寛政、享和辺りに活躍しました。
 濤乱刃を得意として制作しています。
  
 この脇差は鎬に掛かるぐらいに高い所の有る濤乱刃を高低の変化を付けて焼いています。
 刃が明るく、刃縁が細かく働きます。
 新新刀期には濤乱刃を焼く刀工が何人も出ましたが、尾崎助隆は個人的には助廣に一番接近する出来の濤乱刃を焼く刀工と思います。

 研磨作業は最初の状態があまり良く無かったので荒い砥石で下地研ぎから始めました。 
 刃が硬いので内曇砥を引くにも力が要ります。
 濤乱刃の刃取りは中々難しく工夫しました。

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posted by 楽屋 at 11:07| Comment(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする