2017年07月14日

研磨した刀剣の御紹介(横山祐永)

 研磨を差せて頂いた御刀の紹介を致します。
 横山祐永の脇差です。
 横山祐永は幕末の備前鍛冶で本名は横山覚之助と言い加賀介を受領して菊文と一の字を切る事を許され、この御刀にも菊文と一の字が切って有ります。
 また、友成五六代孫とも称しています。
 
 やや細身で反りが高い姿です。
 地鉄は板目肌が極積んで地沸が付き綺麗です。
 刃文は匂出来で、菊の花の様な華麗な丁子刃で良く冴えます。
 直刃で焼出し帽子は小丸に返ります。

 研磨作業は部分的に錆が有りましたので荒砥で除去して下地研ぎから行いました。
 地刃が硬く内曇砥の作業は中々に大変でした。

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2017年07月25日

研磨した刀剣の御紹介(飛騨守氏房)

 研磨差せて頂いた御刀の紹介を致します。
 飛騨守氏房の刀です。
 身幅広く、切先が延びた慶長新刀の豪壮な姿に成ります。
 茎は少し擦り上げて区を送っていますが銘は残っています。

 飛騨守氏房は若狭守氏房の息子で美濃国関に生まれ後に名古屋と移って作刀しています。
 若狭守氏房は末関の雰囲気が濃く残っている作風ですが、飛騨守氏房に成ると新刀然として相州伝風が強く成ります。
 両者共通して元の方に少し形の崩れた互の目を三つ四つ連ねて焼刃が良く有ります。
 この御刀にも有りますが、沸出来で少し沸崩れています。

 この御刀は地鉄は詰んで綺麗で地沸が良く付きます。
 刃は沸出来で上半は沸が強く成り、刃中に働きが有ります。

 研磨作業は切っ先が大きいのでナルメの作業が大変でした。

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2017年07月30日

研磨した刀剣の御紹介(行廣 肥前)

 研磨作業を差せて頂いた御刀の紹介を致します。
 肥前の初代行廣です。
 銘は肥前刀の掟通りに裏に有ります。

 初代行廣は、初代の忠吉の孫に成ります。父親は忠吉の娘婿の吉信で兄には河内大掾正廣がいます。
 
 反りが浅く、やや細身で先に行って身幅を狭めて切っ先が小さくなる寛文新刀の姿に成ります。
 地鉄はやや肌立ち気味ですが地沸が良く付き肥前刀の特徴のある地鉄です。肥前刀で焼が高い場合は小糠肌でも肌立つ傾向が有る様です。
 刃は沸出来の丁子刃で一部が飛び焼に成り大変に覇気の有る刃文です。

 研磨作業は刃の斑を極力直し、地鉄に深いヒケ傷が沢山付いていたので前の研磨は全て取り研磨し直しました。

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