2019年07月07日

2019年度現代刀職展授賞式 研磨した刀剣の紹介(古備前行秀)

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 7月5日、東京両国の刀剣博物館で行われた現代刀職展授賞式に参加して来ました。
 令和に成り初の現代刀職展に成ります。
 本年度は、鎬造りの部で特賞竹屋賞、平造りの部で優秀賞を頂きました。
 鎬造りの部は「太刀 古備前行秀」平造りの部は「短刀 義助」を出品させて頂きました。
 出品に御協力頂けた御刀の御持ち主様には感謝致します。
 
 短刀の義助は3月24日に画像を掲載致しました作品です。http://katanatogishi.seesaa.net/article/464790753.html

 本年は特賞と優秀賞を頂く事が出来て良かったです。更なる技術の向上をして上位の受賞を続けていけるようにしたいと思います。


 研磨差せて頂いた御刀の紹介を致します。
 古備前行秀の太刀です。無銘ですが生茎の健全な作品です。

 古備前は最初に備前に現れた刀工の集団で、友成、正恒など沢山の名工が居ます。

 行秀は在銘が数振り存在しており刃文がやや逆掛かり二重刃に成るのを特徴としています。
 この御刀は元と先幅があまり変わら無い豪壮な姿で反り高く鎬が高く平肉が付き、地鉄は細かく詰み精美で地景細かく入り地沸厚く付き映りが立ち、刃文は小沸出来で大変明るく冴え小互の目逆足が入り、刀身中程から断続的に二重刃に成り切先まで続き裏の切先は三重刃に成り古備前行秀の特徴が良く現れています。

研磨作業は古研ぎで地鉄がふさっていましたので細かい肌や働きが出る様に心掛けて、尚且つ映りも極力見える様に作業しました。

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2019年05月15日

研磨した刀剣の紹介(相州綱広)

 研磨差せて頂いた御刀の紹介を致します。
 末相州の綱広の刀です。
 生茎で長さが2尺5寸有り反り深く地刃優れた綱広の傑作です。
 
 綱広は同名数代有り、この御刀は三代目の作と思われます。
 鎌倉の相州鍛冶の系統で室町時代末から桃山時代ぐらいまで活動をして津軽候の招きで弘前でも作刀しました。

 この御刀は、地刃、相州伝を強く表して複雑な働きが有り地鉄に地景入り地沸厚く付いて、刃文は互の目、皆焼に成り部分的に鎬を超えて焼が入り、棟側、鎬地にも焼きが入っています。
 表は「春日大明神」裏は梵字、蓮台の彫が有り、彫も見事で之も相州伝の伝統を継いでいます。

 研磨前は悪い研ぎでは無いのですが、刃取りした後拭いを入れたのか刃の白さが無く成っていたのと地鉄に深いヒケ傷が付いていたので研ぎ直す事に成りました。
 文字や梵字でも彫が有ると、その廻りの研磨は白っぽく成ったりヒケが付いたりしない様に気を使います。
 刃文は鎬を超えて焼の入っている部分や皆焼は、刃文通りには刃取り出来ないのである程度の高さまで刃取りをしたり飛び焼は刃取りして白くする部分、刃取りせずに地鉄の働きとして残す部分など選択して作業しました。

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2019年05月01日

祝、新元号。

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 本日五月一日に天皇陛下が御即位され元号が新たに令和に成りました。
 新しい元号の時代が皆様にとって良い時代に成る事を御祈念致します。
 
 平成の間は私が若い時期を送りましたので、それ程波乱万丈と言う訳では無いにしても色々な事が有りました。
 成人してからはアルバイトやら会社員など色々な職業をしましたが、その後研師の修業を始めて独立正業に成り20年近く成りました。
 研磨外装技術発表会に始めて出品したのは平成14年でした。
 最初の内は出品して入選が続きましたが途切れる事無く連続出品をして段々と入賞する様に成り有難い事です。
 新しい元号の時代も平成に引き続き宜しく御願いを致します。
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2019年03月24日

研磨した刀剣の紹介(義助 島田派)

 研磨を差せて頂いた御刀の紹介を致します。
 島田派の義助の短刀です。
 島田派は駿河国の刀工の集団で室町古刀期から新刀期に栄えました。
 義助はその代表工で同名数代居ます。
 
 この御刀は義助の二字銘が有ります。
 皆焼の激しい刃文で刃縁冴えて刃中働き多く、地鉄に地沸良く付き地景入り、義助の短刀の中でも優品と思います。
 
 研磨作業は、前の研磨は差し込み研ぎでしたが刃取り研磨を御希望されましたので刃取り研磨で仕上げました。
 切先部分の小錆を落とし全体に下地研ぎをして前の研磨を取り去りました。
 刃取り研磨の場合は、地鉄の働きも出す為に内曇刃砥、地砥共に良く掛けて働きを引き出します。
 
 皆焼の刃取りは刃文通りには出来ないので、飛び焼として処理する部分、刃取りして白く仕上げる部分など選択していかないと品良く成りませんので、研師のセンスが必要です。
 研磨前の差し込み研ぎも良い研ぎでしたが、刃取り研磨をして寄り地刃が引き立ったと思います。


 2019年度現代刀職展に出品差せて頂き優秀賞を受賞致しました。

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2019年03月03日

研磨した刀剣の紹介(無銘 島田廣助)

 研磨差せて頂いた御刀の紹介を致します。
 大擦り上げ無銘の刀で、島田廣助の極めに成っています。
 廣助は島田義助の子で初代、二代がいます。
 無銘の極めは難しいのですが私見では新刀、古刀期の境目ぐらいの作品かと思います。

 地刃健全で大変に状態が良いですし、切先が延びる堂々とした姿をしています。
 地鉄は地景が激しく複雑に入ります。
 刃文は元は直刃調で先へ行くに従い焼幅を広げてノタレ乱れ、互の目乱れに成ります。
 刃縁は地鉄に連動して良く働きます。
 刃文の雰囲気は郷義弘を意識して作刀している様にも感じます。

 研磨作業は、元と表物打ち辺に錆が有りましたので除去しました。
 元は木ハバキが嵌っていたので生じた錆で見た目より深く、物打ちの錆は小さな物ですが、こちらも見た目より深く取り除くのに稍苦労しました。
 全体に下地研ぎをして前の研磨を取り除き研ぎ直しました。
 地刃、綺麗に仕上げる事が出来たと思います。

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2019年01月31日

赤羽刀

 ご無沙汰して下ります。
 新年明けたと思ったら、もう二月に成ります。早いですね
 一月は色々忙しく、長い間御預かりしてしまった御刀を御納めして、赤羽刀、もう一振り脇差の研磨を、と思って居たのですが月の半ばぐらいに体調が悪く成ってしまい、一応胃腸風邪と言う事で詳しく調べませんでしたが寒気なども有りましたのでインフルエンザだったのかも知れず、暫く不調で作業も予定より捗りませんでした。。
 
 赤羽刀は月末納期ですので何とか納める事が出来て良かったです。
 早速、関鍛冶伝承館に展示されましたので機会が有れば御見学下さい。
 
 赤羽刀は戦後、進駐軍に接収された刀剣で一時東京都の赤羽に保管されて居たのでこの名称が有ります。
 保管状態が悪かったので多くは錆身に成っています。
 一部は元の所有者に返還されたのですが、多くは持ち主不明で所縁の市町村に譲渡し修復保管される事に成りました。
 関市にも約400振りぐらい譲渡された様で順次修復作業をしています。

 地鉄は細かく詰んで底にユッタリと大肌が沈み、地沸良く付き細かい地景入り精美です。刃は小沸出来で部分的に二重刃に成り、一部に互の目が有ります。
 無銘、錆身で美濃伝と言う事で関市に譲渡された訳ですが研磨後だと極めはどうなるのでしょうか?
 細身で地刃、一見京物を思わせる作ですから、関伝の来写しと言うのが第一の候補かも知れません。
 短刀で来写しの関伝はたまに有りますが長い物は珍しい気がします。

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2018年12月31日

良いお年を。

 皆様、良いお年をお迎えください。
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2018年12月09日

研磨した刀剣の紹介(会津兼定)

 研磨差せて頂いた御刀の紹介を致します。
 銘、陸奥会府臣古川兼定で安政二年の年紀が有ります。
 安政二年は10代兼定の活躍期間ですが、銘から見ると11代兼定の代銘かと思われます。
 11代兼定は天保8年(1837)生まれで安政2年(1855)は18歳ですが、当時の職方は早くから修業を始めて早熟ですから、これぐらいの年齢で充分代作は出来たのではと思います。
 
 会津兼定家は関4代目の兼定が会津に移住して始まります。11代続いて明治を迎えます。
 初代から4代目ぐらいまでは、まだまだ刀剣需要が多かった時期だと思いますが以外に作品は少ない様な気がします。
 これは、会津が芦名→伊達→蒲生→上杉→蒲生→加藤→保科家と変わり作刀に集中できなかったのと、禄高も最初高禄でしたが段々と減ってしまったのが影響しているのかと想像します。

 10代から需要が増して作刀が増え、11代は幕末に波乱の多い生涯を送りました。

 この御刀は、地鉄はやや肌立ち地沸付き、元の方にうねる様な地景が有り中程に幾筋か長い地景が入り変化が有ります。
 刃文は沸出来の互の目で足が入り、横手したに強く光る金筋が入り見事です。
 志津か直江志津の様な雰囲気の作刀ですが、足が刃先まで入る所に新々刀の特徴が有ります。

 研磨は、全体の刃斑と取り、物打ち辺にヒケ傷が多くここも刃斑に成っていたので備水砥からの作業に成りました。
 研磨前より肌立ちを押さえて働きも良く見える様に成りました。

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2018年11月28日

東京へ

 前日、金曜日と土曜日に東京へ行きました。
 金曜日は備前の彫金師片山さんの主催の刃物オフ会、土曜日は日本美術刀剣保存協会主催の全国大会に行ってきました。

 刃物オフ会は、刀剣、刃物類、刀装具等を持ち寄り鑑賞する会です。
 私は持って行ける刀が無いのでちょっとだけ実演差せて頂きました。
 夜は懇親会に成り楽しい時間を過ごさせて頂きました。
 このオフ会は東京以外でも開かれます。Twitterなどで情報が流れますので機会が有れば御気軽に御参加されてはと思います。

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 次の日は数年ごとに開催される日刀保の全国大会でしたが、全国大会とは数十振りの名刀を鑑賞する会です。
 普段、中々見る事が出来ない名刀を鑑賞する機会ですので参加しました。
 参加者も多く大変盛況でした。
 
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 帰り東京駅で迷ったりで大変でしたが普段田舎住まいなので、たまに活気溢れる都会に出ると刺激に成ります。
 
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 ホテルの近くに愛宕神社が有ったので参拝しました。人懐こい猫が居ました。
 愛宕神社は桜田門外の変の折り、この場所に浪士が集合してから桜田門に向かったとの事です。
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2018年11月11日

研磨した刀剣の紹介(伊賀守金道 五代)

 研磨差せて頂いた御刀の紹介を致します。
 伊賀守金道の五代目の作です。
 初代の金道は美濃国の兼道の子で他の兄弟と一緒に京に上り大変栄えた一派です。
 伊賀守金道家は日本鍛冶総匠として刀鍛冶の受領は金道家を通さねばならず(形式上、伊賀守金道家の門人に成る)刀鍛冶の名家でした。代を重ねて幕末まで続きます。 
 長兄は伊賀守金道、次兄は来金道、三弟は丹波守吉道、末弟は越中守正俊、一門に近江守久道が居ます。丹波守系は繁栄して大阪にも分家しています。

 この作は伊賀守金道の五代の作で茎に雷除と銘しています。
 この作は長さ2尺5寸も有り、反りが大変深く添樋も有り特別な注文作と思われます。
 刀剣書物等では一括して書かれますが、現物を見ると出来の優れた作品も有り(美濃物、脇物等)書物だけで判断してしまうのは危険な事です。
 この一門では来金道二代三代合作も優品でした。

 この作は、地鉄小板目でやや流れる部分が有り、それに沿って地景入り地沸付き、刃は小沸出来足入り、部分的に互の目が交り地刃優れています。この様な作品は貴重ですので見逃さない様に記憶したいと考えます。

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2018年10月10日

研磨した刀剣の紹介(肥前忠吉 八代)

 研磨差せて頂いた御刀の紹介を致します。

 肥前忠吉の八代目の作です。
 肥前忠吉は初代から代を重ねますが、四代目以降は段々と制作数が減少して五、六、七代目は作品が少ないのですが八代目に成ると幕末期に成り作刀数が増えます。とは言え初代、二代に比べると作品は少ないです。
 九代目まで代を重ねて廃刀令を迎えています。

 この御刀は八代の忠吉と極められている作品です。
 昔は肥前国忠吉と五字銘だと代別が中々分からなかったそうですが最近は研究が進み代別も分かる様に成って来たようです。

 地鉄は肥前刀の伝統的は小糠肌状に成り小板目詰んで地沸付きます。
 二代の近江大掾忠広は刃文の縁が帯状に太く成るのが特徴ですが、この御刀は刃縁は締まり気味で細かく足が入り刃縁は良く冴えます。

 研磨作業は地刃に所々錆が出ていましたので、その部分は備水砥で除去して下地の作業を進めました。

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京のかたな展

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 京都国立博物館の「京のかたな」展を見ました。
 京都所縁の刀剣、三条派など古い京鍛冶、粟田口、来、新刀に至るまで国宝、重文が多数展示されていて中々これ程の規模の展示は無いと思います。
 大変盛況で入場待ちが出来、図譜も売り切れで現在予約販売に成っています。
 

 順路最初には絵巻が有り、前九年の役、後三年の役の絵巻ですが、図鑑などでは見た事が有りましたが現物を拝見できて感激しました。
 特に後三年の役絵巻は荒々しく残酷な描写の連続ですが、当時の武士の戦いや気質が分かり大変に貴重なものです。

 三日月宗近は打ちのけ、物打ちは二重刃掛かり如何にも古風な名刀です。
 南宮大社の宗近も展示されていました。

 粟田口物はどれも地鉄が美しく、特に則国、久国の地鉄は一点の緩みなく刀剣の地鉄として最上の作品です。
 また、成瀬家伝来の吉光の小太刀は在銘で貴重なものです。

 有楽来は暫く所在不明と言う事でしたが今回展示されていて良かったです。研磨は藤代松雄師で興味深く拝見しました。
 来国次の国宝の短刀の健全さと大きさには驚くばかりです。
 
 圧切長谷部は初めて拝見しました。図鑑で見ると古研ぎかと思って居ましたがそれ程で無く地鉄の綺麗に積んでいるのが良く分かりました。
 これは石川周八師の研磨と何かで読んだ気がするのですが思い出せず違うかも知れませんが、刃取りが大胆で豪壮な刀剣の出来を良く表現する名研磨と思います。
 本庄正宗の短刀が有り、これは在銘の正宗として貴重なもので拝見できて良かったです。
 
 三条吉則の太刀が有り、これは美濃伝で室町期の作と言う事でしたが地鉄が素晴らしいものでした。

 その他、国広、明寿など沢山の展示が有りますが、とれも書ききれません

 会期は11月25日まで途中展示の入れ替えも有る様です。
 
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2018年08月27日

研磨した刀剣の紹介(延寿国秀)

 研磨差せて頂いた御刀の紹介を致します。
 延寿国秀の刀です。
 国秀は古刀期から続く延寿派の新々刀期の刀匠です。
 江戸に出て水心子正秀に学んでいます。
 この御刀は文化四年の年紀が有ります。
 
 この御刀は、地鉄が良く詰み綺麗で地沸が厚く付き細かい地景入り梨地状に成り、刃文は沸出来で刃中に様々な働きが有り刃縁が良く冴えます。
 
 研磨作業は、錆等はあまり無かったのですが鎬地のムラが多く有りましたので、その部分を思い切って荒砥で作業しました。
 中々簡単にはムラは直りませんし、あまり無理をしてもいけないので大胆な上でも慎重な作業に成りました。
 新々刀は刃は硬いのですが、地鉄が柔らかい場合が多いので仕上げ研ぎも難しい面が有ります。
 御刀の良さは引き出せたのではと思います。


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2018年07月20日

現代刀職展

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 現代刀職展が開催されます。
 展示の入れ替えが有り、私の出品した短刀は前期日程8月26日までの展示です。
 その後、巡回展が致道博物館と秋水博物館で有りますが、私の出品刀は秋水美術館の方のみの展示に成ります。
 御鑑賞頂ければ幸いです

 展示作品の情報は刀剣博物館のホームページを御覧下さい。
 https://www.touken.or.jp/museum/
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2018年07月15日

現代刀職展授賞式 研磨した刀剣の紹介(則重)

 7月13日は日本美術刀剣保存協会主催の現代刀職展の授賞式が有り、東京まで出掛けました。
 以前は、研磨外装技術発表会と言う名称で行われていましたが刀剣博物館が両国に移転したのを機に、作刀部門と同時開催に成り現代刀職展と名称が新たに成りました。
 
 本年も私は、鎬造りの部と平造りの部二部門に出品を差せて頂きました。
 結果は、鎬造りの部が入選、平造りの部が優秀賞でした。
 鎬造りの部の方が力及ばず入選に成ってしまい、折角御貸し頂いた御持ち主様にも申し訳無い気持ちに成りました。
 
 平造りの部の方は幸いに優秀賞を受賞する事が出来ました。
 本年も平造りの部には特賞が出ませんでしたので、優秀賞一席の私の出品が最高位と成り少し面目を施した次第です。

 また、来年も出品して良い成績を得られる様に頑張りたいと思いますので御支援宜しく御願いを致します。

 

 優秀賞頂きました短刀の御紹介を致します。

 則重の二字銘の短刀です。

則重は正宗の十哲として有名な刀工ですが、実際は正宗とは新藤五国光門下の合弟子、若しくは兄弟子と言われており後に越中に移住した刀工です。相州伝をより激しく表した作風で、この作品も地鉄やや肌立ち地景太く入る松皮肌に成り荒目の地沸激しく付き、刃は沸出来で刃中金筋、二重刃掛かり複雑な働きが有り刃縁良く冴えます。

研磨作業は地刃柔らい割に粘りが有り、地鉄の働きを出すのも簡単では無く中々気苦労が多かったです。

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