
正確にはアぷレーションとか言うらしいのですが鼠蹊部と首からカテーテルを入れて心臓の周辺の余計な神経を焼く手術です。
10年ぐらい前から時々頻脈が有り、脈拍が150ぐらいに上がってしまい動くと苦しく成りそれが長いと半日以上続き、病院へ行った所上室性頻脈とか言う症状らしく頓服薬を貰って居ました。
発作は突然起こるもので数か月無い時も有れば一週間ぐらい空けて起こったり色々で命に関わる様な病気では無いとの事なのですが、正直10年も付き合っていると段々と煩わしく成ってきて何時起こるか分からない発作に怯えるのも嫌なので手術する事にした次第です。
かかりつけ医で紹介状を貰い岐阜市の心臓専門外科のハートセンターに行きました。
手術前には色々検査が有るのですが、手術自体は数時間で一日入院するだけでちょっと軽く考えていたのですがやはり手術をすると身体は相応に疲れますね

手術当日病院へ行きますと早速点滴の針を差し、その後手術中や手術後はオシッコが出来ないので尿道に管を入れるのですがこれが大変に痛くて泣きそうになりました(ちょっと恥ずかしいのも有り

その後手術室で行きましたが、ここまで来ると俎板の鯉と言う感じで私はされるがままの状態で鼠蹊部と首に麻酔を打ちカテーテルを入れるのですがこれもちょっと痛くて頻脈を起こしている箇所を探り為にわざと頻脈を起こすので少し苦しく成ります。
患部を焼いて居る時には鈍痛が有り唸る感じです。
手術は無事に済んだのですが、止血の為に足にベルトをキツク巻いて身動きをしてはいけないとの事で天井を見て寝ているだけで尿道の管は痛いしの状態で五時間ほど我慢しました。
やっとベルトも外して貰い尿道の管も抜いて貰うのですが、これが入れる時より更に痛くて大変でした

病室では熟睡出来る訳も無く次の日退院しましたが帰る時はフラフラでした。
とは言え長年悩まされた頻脈とおさらば出来るかと思うと嬉しい気持ちにもなります。
人間入院とかすると健康の有り難さが分かりますね
